コヤマトヒゲブトアリヅカムシ

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コヤマトヒゲブトアリヅカムシ(Diartiger fossulatus):北海道、本州、四国、九州に分布します。扁平な体と細長いメガホンのような触角をもち、アリの生活に良く順応したアリヅカムシです。岐阜県全域のトビイロケアリやクサアリ類の巣内や巣周辺に生息します。体長:1.9~2.2mm。


写真①:寄主のトビイロケアリとコヤマトヒゲブトアリヅカムシ。岐阜市 13.VI.2014

写真②:オスの中脚には刺状の突起(矢印)がある。関市 3.VIII.2020

写真③:腹部基部は大きく凹み、左右に毛束が見られる。岐阜市 26.IV.2017

写真④:オスの中腿節に見られる刺状突起。関市 採集日 27.VIII.2020

写真⑤:トビイロケアリの巣内で交尾するコヤマトヒゲブトアリヅカムシ。岐阜市 13.VI.2014

写真⑥:コヤマトヒゲブトアリヅカムシをくわえるクロクサアリ。クサアリ類はコヤマトヒゲブトアリヅカムシを発見すると、巣に持ち帰ろうとするが、真の寄主はトビイロケアリとされている。岐阜市 24.IV.2019

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