クボタヤマトヒゲブトアリヅカムシ

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クボタヤマトヒゲブトアリヅカムシ( Diartiger kubotai ):本州、四国、九州に分布します。扁平な体と細長いメガホンのような触角をもち、アリの生活に良く順応したアリヅカムシです。岐阜県中西部のトビイロケアリ,ハヤシケアリやクサアリ類の巣内や巣周辺に生息しますが、時おりコヤマトヒゲブトアリヅカムシと同時に発見されます。体長:2.0~2.2mm。


写真①:トビイロケアリ巣内のクボタヤマトヒゲブトアリヅカムシ。池田町 19.VIII.2020

写真②:トビイロケアリとクボタヤマトアリヅカムシ。コヤマトヒゲブトアリヅカムシ同様に腹部基部は大きく凹み、左右に毛束がある。池田町 19.VIII.2020

写真③:腹部基部の凹みはコヤマトヒゲブトアリヅカムシより若干大きい。池田町 19.VIII.2020

写真④:オスの中腿節には刺状突起(矢印)が見られる。関市 3.VIII.2020

写真⑤:オスの中腿節の刺状突起(矢印)はコヤマトヒゲブトアリヅカムシと異なる。郡上市 採集日 22.VI.2003

写真⑥:羽化直後のトビイロケアリの下に潜む。池田町 19.VIII.2020

写真⑦:私は彼らが飛ぶ姿を見たことない。しかし、上翅から飛び出したこの立派な内翅から想像するとかなり自由に飛び回っているようだ。関市 採集日 27.VIII.2020

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