ハヤシムネボソアリ

フタフシアリ亜科

ムネボソアリ属

日本には16種が知られており、岐阜県では8種確認されています。


ハヤシムネボソアリ( Temnothorax makora ):岐阜県全域に分布します。林内や林縁の落枝・朽木・岩の割れ目・石下などに営巣します。複数の女王アリが存在する多雌性の巣が多く見られます。まれにこのアリの巣内にキノムラヤドリムネボソアリがいることがあります。体長2~2.5mm。


写真①:働きアリ。三重県紀伊長島町 2.III.2017


写真②:働きアリ。三重県志摩市 26.IX.2016

写真③:働きアリ。三重県志摩市 26.IX.2016

写真④:落枝内に営巣された巣内の様子。岐阜市 5.II.2017

写真⑤:朽木内に営巣された巣内の様子。三重県志摩市 27.IX.2016

写真⑥:岩の割れ目に作られた初期巣。和歌山県串本市 2.III.2017

写真⑦:小型女王(矢印)による初期巣。三重県紀伊長島町 7.XII.2017

写真⑧:ハヤシムネボソアリには女王アリに明らかな大小の二型が出現する。この巣内には大小の女王アリが存在する。岐阜市 22.XII.2013

写真⑨:大型女王8頭による多雌の初期巣。岐阜市 7.XII.2013

写真⑩:時おり大型働きアリ(矢印)がいることがある。岐阜市 5.II.2017

写真⑪:中央にオスアリ。愛知県田原市 VI.2017

岐阜のアリ

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