エゾクシケアリ

フタフシアリ亜科

クシケアリ属

日本には12種以上が生息すると言われます。岐阜県には6種確認されていますが、分類学上多くの問題を抱えており、今後の研究によりさらに種数が増える可能性があります。


エゾクシケアリ( Myrmica jessensis ):北海道と本州(中部以北)に分布します。岐阜県では主に中北部の河原などに分布します。体長3~4.5mm。


写真①:働きアリ。高山市24.IX.2015

写真②:他のクシケアリ類とは触角柄節基部(矢印)の形態で区別する。高山市 24.IX.2015

写真③:働きアリを横から。高山市 24.IX.2015

写真④:有翅女王アリ。高山市 24.IX.2015

写真⑤:オスアリ。高山市 24.IX.2015

写真⑥:交尾行動。高山市 24.IX.2015

写真⑦:色素がない白化型の働きアリ。高山市 24.IX.2015

写真⑧:この巣には白化型個体が3頭見られた。高山市 24.IX.2015

写真⑨-1:平地の河川敷には、上流から流されてきたと考えられている個体群が見られる。これは揖斐川河川敷の個体。大野町 14.XI.2013

写真⑨-2:ハサミムシを運ぶ木曽川河川敷の働きアリ。木曽川河川敷の個体。各務原市 29.IX.2015

写真⑨-3:働きアリを正面より。ヒサシダニの一種が触角の付け根のくぼみに付着している。各務原市 29.IX.2015

写真⑨-4:有翅女王アリ。各務原市 28.III.2014

写真⑨-5:巣内のオスアリ。大野町 9.VII.2014

写真⑩-1:岐阜県内の標高1500m付近の草地に黒色でやや小型のエゾクシケアリが生息する。このアリはエゾクシケアリと別種の可能性がある。高山市 12.IX.2015

写真⑩-2:蛹を運ぶ働きアリ。高山市 12.IX.2015

写真⑩-3:オスアリと働きアリ。高山市 12.IX.2015

写真⑩-4:オスアリ。高山市 12.IX.2015

写真⑩-5:脱翅女王アリ。高山市 12.IX.2015

写真⑩-6:巣内の脱翅女王アリ。高山市 12.IX.2015

岐阜のアリ

このサイトでは岐阜県内に生息するアリ類やアリの巣内で暮らす生きものを紹介します