ヤマアリ亜科
ケアリ属:日本には18種が記録されています。岐阜県には16種が確認されています。
アメイロケアリ( Lasius umbratus ):北海道,本州,四国、九州に分布します。岐阜県内全域に生息しますが、ヒゲナガアメイロケアリに比べ少ないようです。林縁から林内の樹木の根際に営巣し、幹のアリ道上に被膜を作り、その中でアブラムシを保護して甘露を得ています。体長:4~4.5mm。
写真①:ヒゲナガアメイロケアリに似るが、触角柄節に立毛はほとんど無い。池田町 20.X.2016
写真②:アリ道上の被膜を取ると慌ててアブラムシを安全な場所に運ぼうとする。池田町 19.IX.2017
写真③:大きなアブラムシを大顎でくわえて運ぶ働きアリ。池田町 19.IX.2017
写真④:アメイロケアリの巣内にいたオカメワラジムシ属の一種。池田町19.IX.2017
写真⑤:オカメワラジムシは様々なアリの巣で生息が確認されているが、それらが同一種かは不明。この個体は体色が白く体表面の顆粒状突起が美しい。池田町 19.IX.2017
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