ヤマアリ亜科
ヤマアリ属:日本には12種が分布します。岐阜県には8種の生息が確認されています。
クロヤマアリ( Formica japonica ):北海道、本州、四国、九州に分布します。灰黒色の最普通種ですが、形態的に識別困難な4種の隠蔽種(クロヤマアリ・ヒガシクロヤマアリ・ニシクロヤマアリ・ミナミクロヤマアリ)からなるとされています。岐阜県内のクロヤマアリについては詳しい調査がなされていないため、全てクロヤマアリとします。明るく開けた環境の土中に営巣します。体長:4.5~6mm。
写真①:河川敷の石下で見られたクロヤマアリの巣内。近似種のハヤシクロヤマアリとは腹部第2節背板上(矢印)の立毛数で識別する。岐阜市 22.VI.2018
写真②:クロヤマアリの腹部を拡大すると、第2節背板上には矢印のような立毛が5本以上見られる。岐阜市 22.VI.2018
写真③:クロヤマアリの働きアリ(中央)。岐阜市 1.VI.2017
写真④:巣内の脱翅女王アリ。岐阜市 22.VI.2018
写真⑤:巣内の脱翅女王アリ。岐阜市 22.VI.2018
写真⑥:結婚飛行後、地上を歩く女王アリ。高山市 27.VII.2016
写真⑦:羽化直後の有翅女王アリ。岐阜市 31.V.2017
写真⑧:巣内のオスアリ。飛騨市 7.VIII.2015
写真⑨:オスアリ。飛騨市 7.VIII.2015
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