ツノアカヤマアリ

ヤマアリ亜科

ヤマアリ属:日本には12種が分布します。岐阜県には8種の生息が確認されています。


ツノアカヤマアリ( Formica fukaii ):北海道、本州に分布します。明るい環境に枯れ草を集めて小規模な塚を作ります。岐阜県内では北部を中心に分布していましたが、近年は生息確認ができません。体長:4.5~6.5mm。


今回は静岡県御殿場市産(酒井春彦氏採集)のツノアカヤマアリを紹介します。


写真①:有翅女王アリ。頭部の後縁中央は大きくくぼみ、「ツノアカヤマアリ」の由来となる。VIII.2019

写真②:働きアリも頭部後縁中央は強くくぼみ、腹部以外は赤褐色。VIII.2019

写真③:頭盾前縁中央部(矢印)はアカヤマアリのような凹みはない。VIII.2019

写真④:有翅女王アリは働きアリに比べ、脚を除く体全体が暗色。VIII.2019

写真⑤:オスアリ(左)は脚を除き体全体が黒色。VIII.2019

写真⑥:オスアリとワーカーの栄養交換。VIII.2019

岐阜のアリ

このサイトでは岐阜県内に生息するアリ類やアリの巣内で暮らす生きものを紹介します