岐阜のアリ

岐阜県は日本列島のほぼ中央に位置し、南方系と北方系種の分布域が接することから昆虫の分布上興味深い地域です。さらに、南部の濃尾平野から北部の山岳地帯とでは約3,000mの標高差があるため多様な植生がみられアリ相も豊富です。

日本では10亜科280種ほどのアリが知られていますが、そのうち岐阜県内には8亜科121種(2019年4月現在)が確認されています。

このサイトで紹介するアリ類やアリの巣内で暮らす生きものを通して、皆さんにアリの素晴らしさを知っていただけたら幸いです。

◆このサイトの種名などは、寺山 守 他『日本産アリ類図鑑』(2014) 朝倉書店 に準拠します。なお、その後の学名などの変更については、順次訂正していきますので、ご指摘いただけると助かります。

◆好蟻性生物の生態などは、丸山宗利他『アリの巣の生きもの図鑑』(2013年)東海大学出版会を参考にしています。