フタフシアリ亜科
ウメマツアリ属
日本には8種が知られており、岐阜県には3種確認されています。
ヤドリウメマツアリ( Vollenhovia nipponica ):岐阜県南部に分布。河川敷林の朽木に見られます。このアリはヒメウメマツアリの巣に寄生します。また、働きアリは存在せず、女王アリとオスアリのみが見られます。寄生アリの多くが宿主の女王アリを殺しますが、ヤドリウメマツアリはヒメウメマツアリの女王アリを殺さず共存します。(恒久的社会寄生)体長:3mm
写真①:ヤドリウメマツアリとヒメウメマツアリの混合巣。左(矢印)にヤドリウメマツアリの女王アリが3頭。中央右にヒメウメマツアリの女王アリ。働きアリは全てヒメウメマツアリ。羽島市 7.XII.2015
写真②:ヤドリウメマツアリ(右)とヒメウメマツアリの働きアリ。羽島市 7.XII.2015
写真③:巣内の様子。ヤドリウメマツアリの有翅女王アリ(矢印)と上にヒメウメマツアリの女王アリ。羽島市 7.XII.2015
写真④:巣内の様子。ヒメウメマツアリはヤドリウメマツアリ(矢印)を全く攻撃しない。各務原市 22.VII.2015
写真⑤:巣内の様子。ヤドリウメマツアリ(矢印)と右側にヒメウメマツアリの女王アリ、さらに下にヤドリウメマツアリのオスアリ。羽島市 7.XII.2015
写真⑥:巣内の様子。幼虫の上で静止するオスアリ。各務原市 22.VII.2015
写真⑦:ヤドリウメマツアリの女王アリを運ぶヒメウメマツアリの働きアリ。高知県土佐清水市 22.VI.2014
写真⑧:巣内の様子。ヤドリウメマツアリの脱翅女王とヒメウメマツアリの有翅女王アリ。高知県土佐清水市 22.VI.2014
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