ウワメアリ その2

ヤマアリ亜科 

ウワメアリ属   

日本には学名未決定のウワメアリの1種のみが知られていましたが、2019年に新種として記載されました。

ウワメアリ( Prenolepis tosa ):四国と九州の一部に生息します。樹上性と思われますが、詳しい生態は不明です。体長2mm。


2014年5月、高知県土佐清水市で採取したウワメアリを自宅に持ち帰り、飼育したところ有翅虫が羽化しました。 その時の様子を紹介します。  


写真①:巣内の有翅女王アリ。他種の女王アリより明らかに複眼が大きく上方に寄っている。飼育 19.VII.2014

写真②:巣内の様子。右上にオスアリの蛹(矢印)が現れる。飼育11.VI.2014

写真③:オスアリの蛹。飼育11.VI.2014

写真④:最初のオスアリの成虫が羽化した。飼育 22.VI.2014

写真⑤:オスアリの成虫と蛹、さらに大型の幼虫が現れる。飼育 22.VI.2014

写真⑥:オスアリも複眼や単眼が他種に比べ大きく特徴的。飼育 2.VII.2014

写真⑦:オスアリと右に女王アリと思われる大型幼虫と前蛹。飼育 2.VII.2014

写真⑧:女王アリの蛹と前蛹。飼育 5.VII.2014

写真⑨:女王アリの蛹。右側の蛹は色づき羽化が近い。飼育 15.VII.2014

写真⑩:新女王アリが誕生した。飼育 17.VII.2014

写真⑪:羽化直後の有翅女王アリ。飼育 17.VII.2014

写真⑫:有翅女王アリの成虫と蛹。もう一方の蛹も色づき始める。飼育 17.VII.2014

写真⑬:数日後ほぼ体全体が色づく。飼育 21.VII.2014

写真⑭:2頭の新女王アリが誕生した。飼育 21.VII.2014

岐阜のアリ

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