モリシタクサアリ

ヤマアリ亜科  

ケアリ属:日本には18種が記録されています。岐阜県には16種が確認されています。 


モリシタクサアリ( Lasius morisitai ):北海道,本州、四国に分布します。山地の樹木根部の空洞に営巣することが多く、アリ道を作ってアブラムシに集まり甘露を主なエサとしています。ケアリ属の他種に一時的社会寄生すると考えられていますが、具体的な種名は不明です。体長:4mm程度。


写真①:モリシタクサアリの有翅メス。全身に立毛や伏毛はほとんど無く、体は強い光沢のある黒色。高山市 12.VIII.2018

写真②:働きアリ。体は光沢のある黒色で腹柄節は側方から見て逆V字状で高い。高山市 7.V.2015

写真③:蛾の幼虫を運ぶ働きアリ。高山市2.VIII.2014

写真④:有翅女王アリと働きアリ。高山市 10.VIII.2018

写真⑤:オスアリ。他のクサアリ類のオスに比べ光沢が強い。高山市 10.VIII.2018

写真⑥:アリヅカコオロギに体をなめられるオスアリ。高山市 10.VIII.2018

写真⑦:結婚飛行シーズン中には巣口付近に有翅虫が現れることがある。高山市 6.VIII.2018

写真⑧:結婚飛行時には多数の有翅虫が巣口付近に出現。高山市 6.VII.2013

写真⑨:撮影時に産卵にやって来たハラビロミズアブ(矢印)。このハエの幼虫はクサアリ類の入口付近で、アリの死骸や運び出されたエサの残りかすを食べているものと考えられている。高山市 6.VII.2013

岐阜のアリ

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