チクシトゲアリ

ヤマアリ亜科  

トゲアリ属:日本には4種が知られています。  


チクシトゲアリ( Polyrhachis moesta ):関東以南の本州、四国、九州、琉球列島に分布します。樹上性で枯れ枝内に営巣します。岐阜県内では南部の可児市のみで生息が確認されています。体長:5~6mm。


写真①:脱翅女王アリ。前伸腹節(後胸部)と腹柄節にそれぞれ発達した1対の刺をもつ。静岡県下田市 2.XII.2016

写真②:働きアリ。前伸腹節(後胸部)と腹柄節にそれぞれ発達した1対の刺をもつ。福岡県北九州市 2.III.2016

写真③:巣内の働きアリ。福岡県北九州市 11.III.2015

写真④:働きアリの警戒態勢。高知県土佐清水市 6.VI.2014

写真⑤:巣内の様子。働きアリの前胸両肩部は角張る。中央左に羽化後間もない白い働きアリが見られる。福岡県北九州市 1.V.2015

写真⑥:巣内の様子。女王アリ(中央)の前胸両肩部は角張る。福岡県北九州市 11.III.2015

写真⑦:働きアリからエサをもらう羽化直後の有翅女王アリ。静岡県下田市 飼育

写真⑧:巣内のオスアリ。静岡県下田市 飼育

写真⑨:オスアリには刺はない。静岡県下田市 飼育

写真⑩:チクシトゲアリは基本的に巣内の女王アリは1頭である。しかし、巣作りの時には複数の女王アリによる多雌創巣も見られる。三重県紀伊長島町 21.XII.2017

写真⑪:葉の裏にみられたチクシトゲアリのアリタケ。千葉県鴨川市 28.VIII.2017

岐阜のアリ

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