フシボソクサアリ

ヤマアリ亜科  

ケアリ属:日本には18種が記録されています。岐阜県には16種が確認されています。 


フシボソクサアリ( Lasius nipponensis ):北海道,本州、四国に分布します。他のクサアリ類に比べやや小型で樹木根部の空洞に営巣することが多く、アリ道を作ってアブラムシに集まり甘露を主なエサとしています。ヒゲナガケアリの巣に侵入し、一時的社会寄生することが知られています。 体長:3.5mm程度。


写真①:フシボソクサアリの働きアリ。腹柄節(矢印)は後方から見て先端に向かうにつれて細まり先端中央は凹まない。岐阜市 21.III.2015

写真②:アブラムシに群がる働きアリ。体は強い光沢のある黒色。岐阜市 23.IX.2018

写真③:胎生雌から産まれたアブラムシの子虫を保護する働きアリ。岐阜市 14.VIII.2017

写真④:有翅女王アリ。女王アリは強い光沢があり、全身に立毛と伏毛がある。岐阜市 6.VII.2015

写真⑤:有翅女王アリ。腹柄節は横から見て逆V字状。岐阜市 6.VII.2015

写真⑥:オスアリ。岐阜市 6.VII.2015

岐阜のアリ

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